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[ 企画 ]

2023-01-09

【まち歩き企画】康生パワースポット巡り②(岡崎公園~乙川・籠田方面)

康生エリア内のパワースポット巡り、第二弾!
この企画では、岡崎城スタートで乙川沿いを歩き、橋を渡って伝説を持つ二つのお寺に立ち寄ります。
乙川付近を気持ちよく歩く最高のロケーションと、5つのパワースポットを組み合わせたまち歩きコースになっています。
全体的に家康公の伝説濃いめ、途中ハート石探しをはさんで、四天王の本多忠勝公のゆかりの地でゴールとなります。
霊験あらたかなお散歩コース、スタートです!

★コース★
龍城神社(岡崎公園内)→ 新田白山神社 → 菅生神社 → 龍海院 → 西岸寺
■総距離:約2.6㎞
■移動時間:徒歩約50分
■消費カロリー:約140Kcal

1.龍城神社の昇龍伝説(岡崎公園)

1.龍城神社の昇龍伝説(岡崎公園)

【スタート地点:龍城神社】

岡崎城の天守と並んで鎮座する、龍城神社。龍城(たつき)とは、岡崎城の別名でもあります。その祭神は、五十七戦のいくさにおいて無傷を誇り、戦国最強と唄われた三河武士、永世大明神・本多忠勝と、天下人・江戸幕府初代将軍の東照公・徳川家康公。その二人にちなんで、勝負事、また出世開運の御利益があるといいます。
社務所で扱う絵馬には、天下三名槍のひとつ『蜻蛉切(とんぼきり)』を携え、颯爽と馬を駆る本多忠勝が描かれたものがあり、祈願のほかに、忠勝公や蜻蛉切のファンの方がお土産として求めることも。
この龍城神社の西端、天守側の片隅にあるのが『龍が井』。室町時代、三河守護代・西郷頼嗣がこの岡崎城の前身となる砦を建てる際、清らかな乙女が現れ、「自分はこの地の水脈に棲む龍神。自分を祀れば城を守護しよう」と神託したそう。家康公が誕生した際、この井戸より金色の龍が天に舞い昇り、その誕生を祝福したといいます。
知る人ぞ知るパワースポット、龍が住むという伝説の井戸をぜひ拝んでみましょう。

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2.新田白山神社の大楠 ーオオクスー(田町)

2.新田白山神社の大楠 ーオオクスー(田町)

【龍城神社→新田白山神社:徒歩約6分】

新田白山神社は、家康公が開運・祈とうのため、岡崎城のすぐ側に創建した神社で、徳川家の遠い先祖とされる新田源氏ゆかりの、上州新田の地より勧請したと伝えられています。松平家(徳川家の前身)は、白山媛神に強く信仰を寄せており、岡崎にも白山媛神の加護を得られるよう、城のすぐ近くに勧請したのでしょう。
境内にある自然石に刻まれた小さな小さな鳥居は、家康が疱瘡にかかったときにくぐって直したと伝えられ、開運の他、厄除け・病気平癒の御利益があります。神事の時にしか近づくことはできませんが、柵の外から見ることができます。
この小さな石鳥居の境内の背後には、岡崎市の天然記念物に指定された『白山神社の大くす』がそびえています。樹齢 400年以上と推定されているので、もしかしたら、家康公がこの神社に参拝していた頃に芽吹いた木なのかもしれません。住宅が立て込んだ市街地中心部に、これほどの大樹があるのはとても珍しく、まるでこの町をを守るかのように枝を広げています。

3.菅生神社のハート石(乙川沿い)

3.菅生神社のハート石(乙川沿い)

【新田白山神社→菅生神社:徒歩約16分】

日本武尊命により(西暦110年)創建された、岡崎でも非常に歴史の古い神社。
御祭神は、天照皇大神・豊受姫命・須佐之男命・徳川家康公・菅原道真公をお祀りしています。松平家・徳川家康公ゆかりの神社で家康公が25歳の時、厄除開運祈願をされ、社殿・寄進田など厚く崇敬されていました。

境内の片隅に、境内の工事の時に出土したというハート型の石があります。日本では古くから、ハートの形は『猪目(いのめ)』と呼び、菩提樹の葉と同じと珍重され、災いを除き、福を招く文様とされてきました。この石が何ののため置かれ、何に使われていたかは解りませんが、ずっと神域にあったこの石にも、魔除けや招福のちからが宿っているかもしれません。
社務所では、この石と同じハートの形の絵馬も授与されています。岡崎市出身のアーティスト、内藤ルネさんのイラストが描かれたカラフルな絵馬です。

【こちらもおススメ】菅生神社 -ちりばめられた美-

4.『是の字』寺 徳川が夢見た天下への希望(東岡崎)

4.『是の字』寺 徳川が夢見た天下への希望(東岡崎)

【菅生神社→龍海院:徒歩約11分】

 龍開院は、家康公の祖父・松平清康が創建した、曹洞宗の寺院です。
 享禄3年、清康が20歳の時、左手に『是』という字を握る夢を見ました。これを、当時龍渓院にいた模外和尚が「これは吉兆です。『是』の字を握るということは、天下を握るということです」と答えました。『是』を分解すると『日・下・人』となり、日=お天道様、ということで天下人と読めると言うのです。喜んだ清康が、模外和尚のために建立したのが、この龍開院です。
 このいわれから、門の瓦などあちこちに、吉兆である『是』の字の意匠が見られます。どこにあるか、見つけてみて下さい。

5.西岸寺の赤門・本多忠勝のご位牌(籠田町)

5.西岸寺の赤門・本多忠勝のご位牌(籠田町)

【龍海院→西岸寺:徒歩約14分】

西岸寺は浄土宗の寺院で、本多忠勝の子孫、岡崎藩主をしていた本多家の菩提寺です。本多家が転封され、違う土地へ行くたびに、一緒に移ってきた寺でしたが、ここ岡崎で幕末を迎え、そのままこの岡崎の地に留まりました。
 その西岸寺も、岡崎空襲で火災により、建物のほとんどを失ってしまいましたが、空襲の直前に訪れた「不思議なお坊さん」の導きにより、御本尊と忠勝の位牌は守られました。
 そして、江戸時代、岡崎城を訪れる大名たちが通ったという赤門も、奇跡的に難を逃れて、敷地の片隅で、岡崎城を仰ぐように佇んでいます。
 本多家の菩提を守り、また、不思議なご縁で罹災から免れたお寺。現在はお洒落でモダンな建物です。近くの中央緑道・天下の道には、徳川四天王の凛々しい石像も設置されました。

※赤門は敷地内、ご位牌は本堂の中にあります。見学を希望する場合は、事前に西岸寺へご連絡をお願いします。

西岸寺の基本情報はこちら

康生パワースポット巡り②(岡崎公園~乙川方面)はいかがでしたか?

 康生パワースポット巡り②(岡崎公園~乙川方面)はいかがでしたか?

今回のパワースポット巡りは5ヶ所にもかかわらず、第一弾の時よりも長い2.6㎞のコースになっています。
岡崎城を出発し、眺めの良い乙川沿いを歩き、殿橋(江戸時代建設)・桜城橋(令和完成)という新旧二つの橋を行き来してゴールを目指します。
天気の良い日にご家族や友人を誘って、軽く運動する気持ちで散策するには絶好のコースではないでしょうか。
今回のパワースポットの中にも、家康公ゆかりの地がたくさん紹介されています。大成をなした人物の足取りや、それを後世に引き継いだ地元の方々の想いが垣間見える、エネルギッシュなエピソードが満載でしたね。
パワースポットを巡る中で、これらの強い力を感じ取っていただけると嬉しいです。

康生パワースポット巡り①(岡崎公園~松本方面)

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【常設企画】康生パワースポット巡り②

岡崎公園~乙川・籠田方面、パワースポット

その他
※本企画の「パワースポット」とは、気持ちが安らぐ、元気になると感じられたり、力強さや前向きになれるエピソードを持つ場所を、個人の主観によって選定してあります。

この記事で紹介されたスポット

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①龍城神社の昇龍伝説(岡崎公園)

②新田白山神社の大楠

③菅生神社のハート石

④龍海院の「是」の字

⑤西岸寺の赤門・本多忠勝の御位牌