紺色のタペストリーに引き寄せられて、「鰻の成瀬」へ

その日はパスタが食べたくて、康生のパスタ屋「BAKU」へ行ったのですが、ちょうどランチ時という事もあり、お店は満員状態。
お客さんの待機列が外まで続いているのを見て、「また今度に出直すか～」と引き返そうとした時、ふと隣のお店の紺色の暖簾（タペストリー）に目が惹かれました。

「鰻の成瀬　岡崎店」という、オープンしたばかりのウナギ屋さん。
今から違うお店を探すのも大変なので、この日はこちらでランチをいただく事にしました。

落ち着いた雰囲気の店内と、シンプルなメニュー

中は清潔で落ち着いた、和風テイストな店内。
席数はゆったり２４席と、窮屈さを感じさせない作りになっています。

メニューはかなりシンプル。
うな重には「松・竹・梅」のサイズメニューがあり、それ以外は”お酒・ドリンク”のみのようです。
私は「うなぎの肝」に目が無いので少しだけ残念でしたが、どうやら”メニューの絞り込み”や”営業時間の短縮”などで、かなりリーズナブル価格での提供に注力しておられるようです。

確かに鰻っていうと３０００円くらい掛かる高級品のイメージですが、１６００円（税込！）からいただけるというのは、ものすごくお得な気がします。

うな重「竹」を注文！肉厚のウナギがやってきた！！

待ち時間の間、テーブルに置いてあるキャプション類を眺めていました。
鰻の品質にはかなりこだわりがあるようで、こんな事が書いてあります。

★江戸時代から食されていた”ニホンウナギ”を海外の養殖場で育てている

★厳しい検査を通過した、安心安全で高品質な鰻を使用していること

★養鰻場は水質が良く、温かい環境でじっくり大きく育てた鰻

★一般的な鰻の１.５～２倍（！）の大きさがある

海外の養殖ということだけど、品質に自信がありそうで、期待に胸が膨らみます。

そうこうしているうちに、「うな重（竹）」が提供されました。
お・・・思っていたよりかなり肉厚で大きな鰻が、お重にデデーンと乗っています！

おなじみの薬味「山椒」と、ウナギの味変用「ネギ・わさび」。
それに２種類のお新香と、さっぱりしたお吸い物が付いてきます。

また、陶器のミニポットで一人一人に提供される「鰻のタレ」も嬉しい。
さらりとして、甘めのタレがご飯に染みてウマウマです。

この辺りでは少し珍しい、関東風の「蒸し焼き」で出してくれています。
まず鰻を蒸してから、焼きあげるのだと、店主さんがおっしゃっていました。
丁寧に蒸し上げることで余分な脂が落ち、ふっくらとした柔らかい食感になるそうです。

箸を入れると、肉厚の身がふわっと切れて、とっても柔らかい。
山椒の香りも楽しめますが、刻み葱とわさびを身の上に乗せて食べるのも、いつもと違う新鮮な味わいで美味しかったです。

身に臭みもなく、こんなに美味しいウナギが１６００円から食べられるのは、やっぱりありがたい。
よく、小さいウナギが丼の上にちょこんと載っていると、残念な気持ちになってしまいますが、こちらはそんなこともなく、ウナギたっぷりで満足感がありました。

鰻弁当のテイクアウトや、LINE登録で”ご飯大盛りの無料”のサービスも

お店の外には「テイクアウトできます！」と貼ってあったり、店内にはLINE登録した人へのサービスなどもあるようで、今後もいろんな利用の仕方が出来そうだな～と感じました。

店内では、お値段そのままで、お祝いの装いにチェンジ出来るというポスターも見かけました。
お箸がお祝い用の「寿の箸」になったり、デザートが付いたりするようです。
卒園・入学の時なんかは、家族で利用すると特別感があっていいかもしれません。

「鰻の成瀬」は、リーズナブル価格で美味しいウナギが食べられるお店

鰻の成瀬がお届けする「三つの幸せ」というキャプションには、こんな内容が書いてありました。

■「安」鰻をもっと身近に
■「健」鰻でもっと健康に
■「美」鰻でもっと美しく

確かに、ウナギは高級品！といった敷居の高さがあって、身近ではないような気がします。私も「何かのご褒美に。」と思った時にしか利用しません。
でも、このリーズナブルな価格なら、もう少し”ウナギを食べる”ということが気軽になるような気がしました。

そして、ウナギは健康や美容のスーパーフードでもあります。
舌にも体にも美味しいランチの選択肢として、今後は「ウナギ」も入りそう。

気になる方は、さっそく行ってみて下さいね。