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[ スイーツ ]
2025-03-12
【康生スイーツ】体の調子を整える日本の伝統スイーツ「くず湯」の魅力に迫ってみます(旭軒元直/和菓子/岡崎市)
冬から春への季節の変わり目。
まだまだ朝晩は寒い日が続きます。
気温の変化になかなか体がついてこない方のために、今日は日本の伝統菓子である「くず湯」についてご紹介しようと思います。
葛湯(くずゆ)は、マメ科の植物であるクズから採れた「葛粉」をお湯で溶いて作る飲み物。
葛の花が咲くのは夏真っ盛りの8月頃。 紫色の花がブドウの房のように連なって咲くのが特徴で、葛の群生地では、辺りには葡萄ジュースのように甘くて濃厚な香りが立ち込め、得もいわれぬ魅惑的な匂いに包まれます。
葛の根を乾燥させたものが「葛根(かっこん)」という生薬で、有名な漢方の「葛根湯」の原料として使われます。
「葛粉」は葛の根っこから抽出したデンプンで、お湯で伸ばすと、とろみがある飲み物になります。
葛根湯の原材料ともなる葛には、体を温めたり、のどを潤したりする効果があるといわれており、日本では昔から、風邪や喉の痛み、発熱などの症状に使われてきました。
胃にも優しく、胃腸の調子を整えるのに役立ちます。
また低カロリーで空腹感を抑える効果があるので、実はダイエットにも適しているという優れものです。
現在、胃腸風邪が流行っているようです。
食べることが出来ないのって、とても辛いですよね。
そんな時は、さっぱりと体を温め、胃腸を整えてくれる「くず湯」で、ほっと一息入れると良いかもしれません。
引き続き、インフルエンザや新型コロナウイルスといった感染症も流行中です。
のどの痛み、悪寒を感じる時などに、葛の力を借りて体を労わってみてはいかがでしょうか。
旭軒元直の「くづ湯」は、桜の塩漬けがアクセントに。
当店で製造している「くづ湯」は、葛粉、片栗粉、砂糖に桜花漬と、とてもシンプルな材料で作られています。
お湯を注ぐと、優しい甘さのくづ湯が完成。桜の塩漬けが香りと味のアクセントになっています。
冷暗所で保管していただければ6ヶ月間は日持ちするので、袋で購入しても気が向いた時に少しずつ飲んでいただけます。
袋売りや箱売りもしていますが、バラ売りもあるのでお気軽にお買い求めください。
旭軒元直は、康生通りバス停スグ目の前にある和菓子屋さんです。
季節のお菓子、日本の伝統菓子、お子さまのちょっとしたオヤツから、贈答品にピッタリなお菓子まで、さまざまな品を揃えております。
スタッフが気軽にご相談にも乗りますので、お声掛け下さい。
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