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[ グルメ・お酒 ]
2021.12.02
岡崎公園内で巡る お城下の老舗飲食店探訪
大勢の人でにぎわう岡崎公園。岡崎城、家康館、龍城神社、能楽堂に花時計。いろいろ見どころが多い。今回注目したのは園内の飲食店施設や売店。そのほとんどは大正、昭和初期の老舗であることは意外に知られていない。中には明治期創業のお店も。今回は岡崎公園周辺の伝統を受けつぐ飲食店をご紹介します。
明治30年創業。まもなく130周年を迎える味噌田楽の名店。7代目はお客様との会食に利用します。名物の木の芽田楽定食をいただくことが多いです。
窓からはお堀の石垣が見えます。味噌田楽の名店。岡崎公園、お城のふもとにある100年企業。いろいろ味噌グルメは出てきますが、結局八丁味噌は豆腐につけていただく田楽スタイルが最強なのではないかと思わせてくれます。
岡崎公園敷地内の和のお店。着物で出かけるととてもよいう雰囲気です。お店のすぐ目の前にある家康公、竹千代の石像のわきにあるベンチは「出世ベンチ」と呼ばれています。将棋の藤井聡太竜王も奨励会時代に岡崎将棋まつりでゲスト出演された際に座っています。家康公にあやかって世に出るチャンスかも。
八丁味噌牛すじ、こんにゃくおでん、五平餅が絶品「ひょうたんや」
昔からある公園の売店。休憩スペースあり。
お土産物スペースには岡崎の名産や銘菓、おかざえもんや岡崎城オリジナル武将隊グッズも購入できます。すぐ目の前は家康館。武将隊の演武のある日には大勢の人でにぎわいます。個人的には子どもの時から、ここの関東煮が好きです
桜茶屋
大正7年創業の「桜茶屋」さん。
岡﨑公園内にある5代にわたり続くお茶屋さん。武将隊ファンにはすっかりおなじみ。昔から五平餅やぜんざい、田楽などの軽食が人気です。
最近ツイッターなどで話題なのは城西ラーメン。今年2月にはモンスター城西ラーメンも登場。チラシ情報ではなんと総重量3.8㌔。30分以内の完食で食事代無料&クリームソーダサービス。失敗の場合は料金は税込4590円。語呂合わせで「ジゴク」ということでしょう(¯―¯٥)。
クリームソーダを見るかぎり、密かに大盛り好きなお店。炭水化物、糖質芸人の方にオススメですm(__)m。
いちかわ
創業は昭和2年(1927)年。すでに90年以上の歴史があるお食事処。豆腐やこんにゃく、豚もつなど、八丁味噌と相性の良い素材を使った田楽やみそおでん、どてやきなどが人気。
近年はスイーツが人気で、北海道産小豆をじっくりと煮込んだぜんざいや、西尾産抹茶を使用した抹茶クリームあんみつ、徳川家康公パフェ、徳川四天王パフェはインスタ映えすること間違いない。
番外編「城南亭」
民間の老舗というわけではありませんが、茶道経験者にはおなじみの「城南亭」。岡崎城の城内にあるお茶処で、市民茶会はここで開催されます。
立礼(りゅうれい)席での茶処で受付でお金を払うと
お茶は豊田産か西尾産の2種類、
お菓子も2種類選ぶことができます。
室内には野点傘(のだてがさ)もあり、庭園を眺めながら風情ある雰囲気のなかでお抹茶がいただけます。
板屋町エリアまで少し足を延ばせば、創業120年の料亭「日進」やうどんの名店「大正庵釜春」(中岡崎町)があったり、徒歩圏内には和泉屋、旭軒元直本店、藤見屋、上田軒など老舗和菓子屋も数多くあります。
飲食店の閉店率を例にあげると。
某調査では1年未満で閉店した割合は34.5%、2年以内で閉店した割合は15.2%。
約半数の飲食店が2年以内に閉店しているというデータも。
10年後も営業している飲食店はわずか1割足らず。
それが100年続く確率は?
飲食の世界は10年続けば歴戦の猛者、
大正創業の料亭とか洋食レストランなんて、
もう奇跡的な存在です
私が
「岡崎の和菓子屋すごい」
「某洋食屋の昔ながらのオムライス、最&高」
とか言っているのはこういうことでして。
ただの食い意地ではない、、、はず
岡崎公園園内もしくは近隣で楽しめる老舗グルメ。ぜひご賞味ください
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