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[ 企画 ]
2024-06-29
【菅生神社】6月30日は「夏越の祓い・輪くぐり神事」が執り行われます。半年間の厄災を祓い、菅生川に流し清めよう!
「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、一年の折返しにあたる6月30日に各地の神社で行われる季節の行事です。1月〜6月までの半年分の穢れを落とし、残りの半年の無病息災を祈願します。
須佐之男命を御祭神とする菅生神社では、毎年6月30日に参道に葦(よし)を編んだ大きな茅の輪をつくり「輪くぐり神事」を行っています。大祓いの神事では、天と地、自身を祓い、その後、茅の輪をくぐり、さらに穢れを祓い身を清めます。
「夏越の祓」の由来は、日本神話?!
茅の輪くぐりの由来は、日本神話にあります。
スサノオノミコトが、備後国(広島県東部)を旅していたとき、蘇民将来(そみんしょうらい)という人物は貧しいながらもスサノオを手厚くもてなしたことがありました。
その数年後、スサノオは再び蘇民将来のもとを訪れ、こう教えました。
「病が流行ったら茅で輪を作り、腰につけて難を逃れなさい」
教えを守った蘇民将来が難を逃れたことから全国的に広まり、現在のような茅の輪くぐりの形式になったと言われています。
初めは小さな茅の輪を腰につけて無病息災を願っていましたが、江戸時代初期ごろには現在のように大きな輪をくぐる形に変化しました。
輪に茅が使われる理由には、以下のような説があります。
・茅に利尿作用があり、生薬として用いられ、夏の体調回復に使われていた
・茅は魔除けの力を持つと考えられていた
「茅の輪(ちのわ)くぐり」のやり方は?(6月30日17:00~21:00)
「茅の輪くぐり」では、神社の境内に立てられた直径数メートルほどの大きな輪をくぐり身を清めます。
〈茅の輪をくぐる時の唱え言葉〉
水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶと云うなり
①『ご本殿に向かって一礼』・・・まずは手水舎で手と口を清めましょう。 その後、茅の輪の前に立ち、ご本殿に向かって一礼をします。
②『一周目(左回り)』・・・茅の輪の正面に立ち、一礼します。その後、左足で茅の輪をまたいでくぐり、輪っかの左側を通って正面に戻ります。
③『二周目(右回り)』・・・茅の輪の正面に立ち、一礼します。その後、右足で茅の輪をまたいでくぐり、輪っかの右側を通って正面に戻ります。
④『三周目(左回り)』・・・茅の輪の正面に立ち、一礼します。その後、左足で茅の輪をまたいでくぐり、輪っかの左側を通って正面に戻ります。
⑤『お参り』・・・そのままご本殿に進み、お参りします。
「夏越の祓・輪くぐり神事」期間限定・御朱印情報!(初穂料1,500円/直接書きは条件あり)
6月30日の夏越の祓・輪くぐり神事にあわせて、以下の日程にて限定御朱印を授与されます。
【「夏越の祓・輪くぐり神事」期間限定御朱印】
・期間:2024年6月22日~7月1日※直接書きは基本的に『後日お渡し』ですが、条件に合う方のみ『当日お渡し』が可能です
・時間:9:00~17:00
・初穂料:1,000円
<6/30 直接書きについて>
受付時間:14:00~16:00の2時間のみ
条件:当日17:30~21:00の間に行われる「祓戸」でのご祈祷をお受けになられる方のみ
※祓戸の初穂料はお一人1,500円(茅の輪のお守り付き)
補足:予想以上の方の受付があった場合は、当日ではなく「7/1」にお戻しをお願いする可能性がございます
6月30日にご参拝予定の方へ
※お祭り当日の注意事項等の詳細内容は菅生神社公式HPにてご確認下さい
【ご注意】
内容は変更することがあります。必ず以下のリンク先をお確かめください。
夏越の祓でいただく、特別な和菓子「水無月(みなづき)」はご存じですか?
夏越の祓に欠かせない有名な食べ物が、「水無月」と呼ばれる縁起物の和菓子です。
外郎(ういろう)の上に、邪気を払うと言われる小豆がのせられています。三角形にカットした形にも、厄除けの意味があります。
夏越の祓が近づくと水無月が店頭に並びます。
下のマップで、水無月を扱う近隣の和菓子屋さんをいくつかご紹介しますので、厄払いの後はぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか?
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この記事で紹介されたスポット
クリックで場所を確認
①菅生神社(すごうじんじゃ)
②旭軒元直(和菓子屋)
③備前屋本店(和菓子屋)
④小野玉川堂(和菓子屋)