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[ 企画 ]

2024-04-13

甘~い香りと幻想的な花のカーテンが美しい「岡崎の藤」。まちの近くで楽しめる”藤の名所5つ”を紹介します。

4月中旬ごろから5月にかけて、岡崎の藤が見頃を迎えます。
長く垂れた花房が風に揺れ、紫色の花のカーテンとなって幻想的な風景を作り出すさまは非常に美しいものがあります。
その甘い香に誘われて、毎年多くの人が訪れています。

紫色に染まる世界を「視覚」で愛でて。
鼻をくすぐる甘い香りを「嗅覚」で味わい。
花房がザーッと風に揺れる音を「聴覚」で楽しむ。

藤は「五感」で鑑賞出来る、とても魅力的な花ですよね。
この記事では、康生エリアからほど近い場所で楽しめる”藤の名所5つ”をご紹介します。

名所その1*乙川堤防沿いの「1,300平方メートルの藤棚」。樹齢120年の天然記念物も。(見頃:4月下旬~5月頭)

名所その1*乙川堤防沿いの「1,300平方メートルの藤棚」。樹齢120年の天然記念物も。(見頃:4月下旬~5月頭)

乙川堤防沿いにある1,300平方メートルの藤棚は、藤花の名所です。
東西40m・南北50mの三角形の藤棚で、そのうち7株は天然記念物に指定されています。
最も古いものは樹齢120年以上(!)と推定されていて、根回り3.5m・枝張り13.5、花穂が長く1mほどのものも。
岡崎市の花がふじ(昭和45年制定)であるのは、この「五万石ふじ」にちなんだものです。

名所その2*岡崎公園の「2カ所の藤棚」は、お城や像とのコラボが素敵(見頃:4月下旬~5月頭)

名所その2*岡崎公園の「2カ所の藤棚」は、お城や像とのコラボが素敵(見頃:4月下旬~5月頭)

岡崎公園内には、岡崎城前、二の丸能楽堂前の2ヵ所に”藤スポット”があります。

見る場所を変える事で、しかみ像や本多忠勝像と藤の花のコラボレーションを見る事が出来ます。
岡崎城の前にも藤棚があります。
下から見上げると岡崎城と藤の美しいコントラストが楽しめます。

「五万石ふじまつり」の詳細はこちらから

名所その3*徳王稲荷社金刀比羅社の「東海道一の長藤」(見頃:4月末~5月頭)

名所その3*徳王稲荷社金刀比羅社の「東海道一の長藤」(見頃:4月末~5月頭)

家康公も弓の稽古で訪れたという通称「徳王神社」。徳王稲荷社と金刀比羅社の二社が合祀されています。

神社の境内に大きな藤棚があり、毎年4月末から5月頭にかけて見事な藤を咲かせます。
赤い鳥居とのコントラストは見ものです!

名所その4*松應寺に咲く珍しい「白藤」(見頃:4月中旬~下旬)

名所その4*松應寺に咲く珍しい「白藤」(見頃:4月中旬~下旬)

昭和レトロな街並みを境内に残す松應寺には、実は珍しい白色の花をつける藤があります。
戦災で焼け野原になった境内で人々に明るい気持ちになってもらおうと当時の住職が植えたもので、樹齢は70年ほど。甘い香りが強いのも特徴です。

ソメイヨシノが終わる4月中旬ごろから咲き始め、他の藤が見ごろを迎える4月末ごろまで楽しめます。

名所その5*能見神明宮の早咲き「だるま藤」(見頃:4月中旬の早咲き)

名所その5*能見神明宮の早咲き「だるま藤」(見頃:4月中旬の早咲き)

能見神明宮で毎年、5月の第2日曜日とその前日に行われる「神明宮大祭」は、岡崎三大祭りの1つ。中でも「御神輿渡御」「山車宮入り」は江戸時代中期からほぼ変わらず、現在に受け継がれています。

本堂のすぐ東側には、名前のとおり丸みを帯びた「だるま藤」があります。
「だるま藤」の名のとおり、短いながらも花で丸々と膨らんだ房が特徴。房の長い岡崎公園や徳王神社の藤より、若干見ごろが早いです。

クマバチと藤の共演も。

クマバチと藤の共演も。

クマバチは藤の花が咲くと、甘い香りに誘われてやってきます。
クマバチと藤はお互いを助け合う「共生」という関係。
藤の花びらを下げて蜜を取り出すには力が必要で、体の大きなクマバチの重さが無いと花を開けられません。
クマバチは藤の花から蜜をもらい、藤の花はクマバチの体に花粉を付けて、受粉を助けてもらいます。

お互いが助け合う姿は、風流な春の風物詩。
クマバチはとてもおとなしい蜂なので、刺激しなければめったに刺される事はありません。
そっと見守って、その風景を楽しみましょう。

●アクセス情報/車での来場

東名高速道路岡崎インターチェンジより名古屋方面へ3Km(国道1号線沿い)
※カーナビをセットする場合は、住所:愛知県岡崎市康生町561
電話番号0564-24-2204(三河武士のやかた家康館)

■有料駐車場
・岡崎公園駐車場/利用時間・・・24時間可/30分150円など(150台)

岡崎公園周辺の有料駐車場空き情報は、こちら

●アクセス情報/電車での来場

大阪方面からは、JR東海道新幹線名古屋駅→名鉄名古屋本線→東岡崎駅下車→徒歩15分

東京方面からは、JR東海道新幹線豊橋駅→名鉄名古屋本線→東岡崎駅下車→徒歩15分

豊田・瀬戸方面からは、愛知環状鉄道→中岡崎駅下車→徒歩10分

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甘~い香りと幻想的な花のカーテンが美しい「岡崎の藤」。まちの近くで楽しめる”藤の名所5つ”を紹介します。

この記事で紹介されたスポット

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①乙川堤防沿いの藤棚

②岡崎公園の藤

③徳王稲荷社金刀比羅社の長藤

④松應寺の白藤

⑤能見神明宮のだるま藤