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[ 歴史・石碑 ]
2020.12.31
友好国からの大使節団【朝鮮通信使-ちょうせんつうしんし-】のご紹介(伝馬通/石碑紹介)
その昔、東海道でも有数の宿場町であった伝馬通り。
その歴史のかたりべとして、岡崎市伝馬通2丁目の両歩道に、20基の可愛い石像が並んでいるのはご存知でしょうか。
この記事では、その中の【朝鮮通信使-ちょうせんつうしんし-】の石像についてご紹介します。
朝鮮通信使-ちょうせんつうしんし- とは
江戸時代を通し、友好国であった李氏朝鮮は将軍に向け全十二回の使節の派遣をしました。
使節は修好・親善だけでなく文化使節としての側面も併せ持ち、正使・副使・従事官の他に、朝鮮第一級の学者・医者・芸術家・楽隊・曲芸師など多彩な文化人が加わった平均五百人からなる大使節団でしたので、沿道ではたくさんの見物客が出迎えたといいます。
一行は海路瀬戸内海を抜け、大阪から京都に入り、陸路で江戸に向かっていました。
岡崎宿は、将軍の慰労の言葉を伝える最初の宿泊地でもあり、岡崎宿の応対は一大行事だったそうです。
一往復で、伝馬通りの歴史丸分かり?! 岡崎宿伝馬歴史プロムナード
非常にユニークで楽しい形をした石像ですが、実は一つ一つに宿場町「伝馬」のストーリーが込められています。
伝馬通り約130mに渡って設置された石像を見てゆけば、街道を行き交う人々が当時どんな様子だったのかを感じ取ることが出来る、歴史好きには堪らない趣向です。
当時の東海道にタイムスリップした旅人気分で、ぜひ通りを散策してみましょう。
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