伝統のはきものや「さくらや」の、一本足下駄体験

軒先を使えるお店の多くは、お店の前に緑の芝生が敷かれているようです。
遠くからでもパッとわかる目印になるし、歩道に緑があるとがあたたかく感じられて、良い取り組みだなーと思います。

さくらやさんといえば、確か創業100年くらいの老舗だったような…！
以前こちらで買った畳地のサンダルは、サラッと履き心地がよくて今もお気に入りです。

軒先では「一本足下駄体験」をしていました。
天狗が履いているような、ゴツイ下駄。
竹馬に初めて乗った時のような危うさでドキドキしますが、少し履いているうちに慣れてくるから不思議。

お向かいのオシャレ美容室「502」は、レモネードと観葉植物販売

遠くから特別目を引く、黄色と緑の配色。
植物がセンス良く飾られ、マルニレモンのフラッグが軒先が彩っているのは、「502」という美容院です。
確か、店長さん？が昔住んでいた部屋番号だとか・・・（風のウワサ）
おもしろい発想をする人だけあって、軒先の使い方も個性的でした！

植物はもちろん購入できるし、レモネードもレモンの酸味が爽やかで美味しかったです。

花の香りに癒される「フラワーベルブ」の、鉢植え展示

フラワーベルブさんの前を通りかかると、突然空気がマイナスイオンに！
深呼吸したくなる花の香りがとても気持ち良くて、歩く速さも自然とスローダウンします。

私はグリーン系のアレンジが好きなのですが、ベルブさんの作品はセンスの塊だといつも感じます。通っている美容室のオーナーさんがベルブさんのアレンジを飾っていて、お店を訪れるたびに鑑賞するのが楽しみにもなっています。
お店の軒先も、モスグリーンを感じさせる植物や小花が並び、木調のラックを優しく彩り…いろいろと素敵♪
森の中に迷い込んだら出会えそうなお店№１に決定です。

JAZZストリートの日に出現した、「正文館」のストリートピアノ

この日は岡崎のメインイベントの1つ、JAZZストリートが開催されていました。
にぎやかな通りを歩いていると、おもしろいモノを発見しました。
お店の軒先に「ストリートピアノ」！！

この発想は素晴らしいと、心から感心してしまいました。
本屋さんらしく、音楽の書籍もご案内されているのが、何ともにくい演出です。
道行く親子がピアノに触れ、「ピアノ習ってみたい！」とせがむ子どもの横でお母さんが「そうね～」といいながらピアノの本を手に取る・・・
という光景が目に浮かぶようです。
とても工夫された、楽しい軒先の使い方ですよねー。

ケーキとお菓子だけじゃない！「ベルン洋菓子店」のパンの店頭販売

正直、これほど強くそそられるコンテンツは無いと確信したのが、ベルン洋菓子店さんの軒先。
まちのケーキ屋さんというイメージですが、実はサンドイッチやポテトサラダなんかの手軽な軽食も数量限定で販売しています。

いつもは店内の一角で買えるけど、それが軒先に並べられているというだけで、ついつい足が吸い寄せられるー！抵抗は出来ないのでした。
この辺りは籠田公園や中央緑道、KOSEIスタンドといった飲食が出来る青空スペースも多いので、サンドイッチのテイクアウトは魅力的。
ついでに、お会計時には店内のきらびやかなお菓子に目移りして、気が付いたらいろいろ買ってしまっていたなんてことも大いにありそうです。

それぞれのお店が、自店の個性を生かしながら工夫して軒先を使っているので、とても楽しく見て回れました。何より、軒先にまでお店が展開されている事で、いつもは顔の見えないお店との距離がグッと近づいたような気持になって、嬉しかったです。

ヨリミチ✕コミチＰＪは11/27（日）まで開催中。

１１月の約１ヶ月間、康生通りでは「ヨリミチ✕コミチPJ」という、「日常をちょっとおもしろく。」をコンセプトに、通りの中に出店や休憩スペースづくりを行っているようです。

この、お店の軒先での１DAY SHOPもその一つ。
「のきでヨリミチ」という、お店の軒先スペースの歩道空間を使った取組みだそうです。

期間中、康生通りのお店の軒先が、出店ブースとして貸し出され、手作り雑貨やお菓子の販売、体験ブースなどが入れ替わりで出店しています。
特に、籠田公園などのイベントに合わせて、週末（土日）の出店が多いようなので、街に遊びに来た際は、ぜひまちに「ヨリミチ」していってください。