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[ 歴史・石碑 ]
2024.09.26
長い旅路は途中で馬・人足を変える【人馬継立-じんばつぎたて-】のご紹介(伝馬通/石碑紹介)
その昔、東海道でも有数の宿場町であった伝馬通り。
その歴史のかたりべとして、岡崎市伝馬通2丁目の両歩道に、20基の可愛い石像が並んでいるのはご存知でしょうか。
この記事では、その中の【人馬継立-じんばつぎたて-】の石像についてご紹介します。
人馬継立-じんばつぎたて- とは
旅行者は各宿場の人足会所・馬会所で宿場ごとに馬や人足を雇いながら旅行をしていました。
東海道では五十三ヶ所の宿駅でこうした継立をしたので「東海道五十三次」と呼ばれたのだそうです。
公用旅行者は無料、半額で使用できたが一般旅行者は相対賃金で雇っていました。
四十貫(約百五十キロ)の荷物をつけた馬を本馬、人が乗って二十貫の荷物をつけるものを乗懸、人が乗るだけのものを軽尻といい、人足は五貫の荷物を運ぶのを基本としていました。
他に長持ちや駕籠もあったのだそう。
人足の駄賃は本馬の半分程度だったとされています。
一往復で、伝馬通りの歴史丸分かり?! 岡崎宿伝馬歴史プロムナード
非常にユニークで楽しい形をした石像ですが、実は一つ一つに宿場町「伝馬」のストーリーが込められています。
伝馬通り約130mに渡って設置された石像を見てゆけば、街道を行き交う人々が当時どんな様子だったのかを感じ取ることが出来る、歴史好きには堪らない趣向です。
当時の東海道にタイムスリップした旅人気分で、ぜひ通りを散策してみましょう。
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