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[ 歴史・石碑 ]

2020.12.31

塩を売るにも権利が必要【塩座-しおざ-】のご紹介(伝馬通/石碑紹介)

その昔、東海道でも有数の宿場町であった伝馬通り。
その歴史のかたりべとして、岡崎市伝馬通2丁目の両歩道に、20基の可愛い石像が並んでいるのはご存知でしょうか。

この記事では、その中の【塩座-しおざ-】の石像についてご紹介します。

塩座-しおざ- とは

塩座というのは塩を専売する権利のことです。
岡崎では伝馬町と田町が権利を有し、伝馬町では国分家などが商いをしていました。

矢作川を上る塩船は岡崎で差し止めて上流への通行は禁止、塩荷物は宿場を通させないなど、塩の管理は厳しいものでした。
しかし、実際には抜け荷もあり、しばしばトラブルもあったのだそう。

上がってきた塩は審査の後、馬に乗せかえられ、足助街道を北上する塩の道へも運ばれました。
他に茶座、魚座、煙草株などがありました。
商いをするものは座銭を収め、座銭は町の開発や宿の助成などに使われたそうです。

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