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[ 歴史・石碑 ]
2024.05.22
行程の目印となった【一里塚】のご紹介(伝馬通/石碑紹介)
その昔、東海道でも有数の宿場町であった伝馬通り。
その歴史のかたりべとして、岡崎市伝馬通2丁目の両歩道に、20基の可愛い石像が並んでいるのはご存知でしょうか。
この記事では、その中の【一里塚】の石像についてご紹介します。
一里塚 とは
徳川秀忠は家康の発案により、東海道・中山道・北陸道の三街道に一里(約4km)ごとに行程の目印となる、一里塚を設けました。
岡崎の一里塚は、東から本宿、藤川、大平、矢作にありました。
現在では、大平に南側の一里塚が残っていて国指定史蹟となっています。
他の一里塚と同様に、大平の一里塚にも榎が植えられています。
この榎は、徳川家康が総監督大久保長安に「塚にはええ木を植えよ」と言った言葉を「えのき」と聞き違えたという話が残っています。
参勤交代で諸大名の通過があると、藩の使者が送迎の礼をした場所でもあったとされています。
一往復で、伝馬通りの歴史丸分かり?! 岡崎宿伝馬歴史プロムナード
非常にユニークで楽しい形をした石像ですが、実は一つ一つに宿場町「伝馬」のストーリーが込められています。
伝馬通り約130mに渡って設置された石像を見てゆけば、街道を行き交う人々が当時どんな様子だったのかを感じ取ることが出来る、歴史好きには堪らない趣向です。
当時の東海道にタイムスリップした旅人気分で、ぜひ通りを散策してみましょう。
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