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[ 歴史・石碑 ]
2024.02.06
東海道の中でも特に屈折の多い街並みを表す【二十七曲-にじゅうななまがり-】のご紹介(伝馬通/石碑紹介)
その昔、東海道でも有数の宿場町であった伝馬通り。
その歴史のかたりべとして、岡崎市伝馬通2丁目の両歩道に、20基の可愛い石像が並んでいるのはご存知でしょうか。
この記事では、その中の【二十七曲-にじゅうななまがり-】の石像についてご紹介します。
二十七曲-にじゅうななまがり- とは
東海道の中でも三番目に規模の大きい宿場として栄えた岡崎宿は、「岡崎の二十七曲がり」と呼ばれ、屈折の多いその町並の長さでも有名でした。
天正十八年に岡崎に入城した田中吉政は城下の道を防衛の必要性から外敵には城までの距離を伸ばし、間道を利用して防衛することができる屈折の多い道として開発しました。
二十七曲がりは欠町、両町、伝馬通から籠田を抜け、連尺通、材木町、田町、板屋町、八帖町、矢作橋とつながっており、二十七曲がりを示す碑が、現在の町並にもいくつか置かれています。
一往復で、伝馬通りの歴史丸分かり?! 岡崎宿伝馬歴史プロムナード
非常にユニークで楽しい形をした石像ですが、実は一つ一つに宿場町「伝馬」のストーリーが込められています。
伝馬通り約130mに渡って設置された石像を見てゆけば、街道を行き交う人々が当時どんな様子だったのかを感じ取ることが出来る、歴史好きには堪らない趣向です。
当時の東海道にタイムスリップした旅人気分で、ぜひ通りを散策してみましょう。
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