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2023-09-02

鹿の角のパフェに斬れないどら焼き!?……岡崎オリジナルの『刀剣スイーツ』の最新に迫る!

『日本刀に興味がある』

あなたの周囲にも、そんな人はいませんか。
ゲームをきっかけに沸き上がった刀剣への関心は、ブームという域を越え、ひとつの文化として定着しつつあります。
そのなかで顕著なのは、刀剣鑑賞の旅をする人たちをおもてなすために、刀剣・甲冑をテーマにしたグッズや食べ物がとても増えたこと。想像もできないような新しいアイテムが全国で誕生しています。

そしてここ岡崎でも、刀剣・甲冑をテーマにしたお洒落なスイーツが、この数年で増えつつあります。

今回の記事は、岡崎城から歩いて行ける範囲のお店で味わえる、岡崎オリジナルの刀剣・甲冑スイーツを紹介していきたいと思います

美術鑑賞のあとに立ち寄るのももちろん、全く興味がなくても、楽しく美味しく食べられる独創的な姿をお楽しみください。


※こちらは、同名タイトルの記事を特集にしたものです。

引用:「鹿の角のパフェに斬れないどら焼き!?……岡崎オリジナルの『刀剣スイーツ』の最新に迫る!」

【家康公と徳川四天王 武将パフェ】 隠居廓いちかわ

【家康公と徳川四天王 武将パフェ】 隠居廓いちかわ

いちかわは岡崎城天守からすぐ岡崎公園内のお食事処で、田楽や味噌カツなど八丁味噌を美味しく頂けるメニューが充実したお店。

ここでは家康公と徳川四天王の酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政をあしらった武将パフェが提供されています。
市内の刀剣甲冑スイーツの先駆け的存在として武将ファンに愛されTV番組や雑誌にもたびたび取り上げられました。
特注の型で抜かれたクッキー製の前立(兜の装飾)は日々手作業で作られています。
それぞれのパフェ色と味わいは、岡崎公園内を守る『グレート家康公【葵】武将隊』のイメージカラーに合わせていますが、大河ドラマの放送が決まってからは主演の俳優さんのファンの方をおもてなししたい気持ちで紫色の殿パフェも販売を開始。
武将の姿、魂からインスパイアされたパフェ、お一人様でも気兼ねなく入店できますし、5人で5種類頼むことも、数人で井伊直政を注文して「赤備え」とはしゃいだり、様々な楽しみ方があります。日によっては出来ない武将もいるので予約もおすすめ。
(イートインのみ)

【イエヤスノツルギ】 テラカドコーヒー

【イエヤスノツルギ】 テラカドコーヒー

家康公の父、松平広忠の墓所を守る寺・松應寺。その門前にあるアーケード街が松應寺横丁です。
この昭和レトロな町並みで人気を博しているのがテラカドコーヒー。
コーヒーと独創的なパフェが人気なのですが、近年、『イエヤスノツルギ』というクレープが仲間入りしました。

わらび餅を包みこんだ抹茶味のクレープは、ボリュームたっぷり。
そしてその上には……クッキーでかたどられたミニサイズの太刀が、ちょこんと鎮座しています。これがこのクレープの名前の由来となった【イエヤスノツルギ】です。

イエヤスノツルギ……カタカナだけで表された、この名前から連想される名刀とは……

果たしてこの刀の正体は!?

名前の由来は是非、お店で直接うかがってみて下さいね。

イートイン/テイクアウト

【蜻蛉切クレープロール】 備前屋

【蜻蛉切クレープロール】 備前屋

創業百年を越える企業が多い岡崎市内でも、創業が天明二年、230余年の歴史と格式を持つのが、備前屋です。

昭和のローカルTVCMで有名な『あわ雪』、岡崎で手土産といえばまず名前が上がる『手風琴のしらべ』など、数多くの和菓子を世に送り出している備前屋ですが、伝馬町にある本店では、洋生菓子も扱っていることはあまり知られていないようです。

ここで販売しているのは『蜻蛉切クレープロール』『蜻蛉切エクレア』。

本多忠勝が愛用した名槍・蜻蛉切(とんぼきり)の名前を冠したこの洋菓子は、本多忠勝にゆかりのある岡崎で、忠勝が大切にした蜻蛉切の名を冠したお菓子を作りたい、という思いで作られたもので、昨今の刀剣ブームより前から構想が進められていたものでした。
もちもちしたクレープ生地にクリームを巻いて、槍の穂先をイメージさせる長い形に。
バニラ、いちご、ほうじ茶の3つの味から選べます。

洋生菓子のため、賞味期限は当日。お店東側ベンチや近くの籠田公園で座って頂くのがおすすめです。

少し足を伸ばせば、中央緑道・天下の道で徳川四天王の像を見ることができます。本多忠勝像の手には蜻蛉切があるので、蜻蛉切を見ながら蜻蛉切を食べる……という、岡崎ならではの楽しみ方もできますね。

本多忠勝と蜻蛉切に関しては、以前の特集記事で語っています。

蜻蛉切(とんぼきり) ―徳川を守る本多忠勝の槍―

【斬れるものなら斬ってみろ!三英傑どら焼き】 小野玉川堂 

【斬れるものなら斬ってみろ!三英傑どら焼き】 小野玉川堂 

毎月11日と22日に販売される、可愛い肉球のぷにぷにか肉球羽二重や、大河ドラマの名台詞にインスパイアされた「まってろよおれの白うさぎ」で話題になった小野玉川堂さんが送り出す新商品が、「斬れるものなら斬ってみろ!三英傑どら焼き」です。

薪で焚いた餡が自慢の小野玉川堂さんが送り出す小豆餡と、いちじく、ミカンの3種のどら焼きに、それぞれの甲冑を模したパッケージを着せた三英傑どら焼き。腰(?)にはそれぞれの愛用の刀を帯びています。
刀の鞘の装飾を施した黒文字は、スポーン!と気持ちよく引き抜けて、小さいながらも抜刀の感触が楽しい小道具です。
しかし、この黒文字でどら焼きを切ろうとすると……き、切りにくい……!?
愛刀たるもの、主の名を冠したなら、それがただのどら焼きであろうと切りたくはないのか……いや、切れないなら何のためにこの黒文字は付属しているのか……?
そんな哲学的な心境も味わえる新商品です。

この斬れるものなら斬ってみろ〜三英傑どら焼き〜の特徴は、戦国武将をイメージしながらユニークでどこか可愛いパッケージ。

もともと、小野玉川堂さんがイメージされていたのは、看板商品のひとつ、どら焼きを活かし、店外でも委託販売できる新商品。
パッケージは、「兎将隊饅頭」「まってろよおれの白うさぎ」から引き続き、デザイナーの横山さりさんが描かれました。

兎将隊饅頭のウサギたちに持つ、黒文字をペーパークラフトで装飾した小さな刀。これが「可愛い!」と反響が大きかったことを受け、武将、刀剣、甲冑が大好きな全ての方が喜んでくれるような商品を目指して、鎧を着た武将が刀を帯びた姿を、愛らしくユニークに落とし込んだパッケージが完成しました。

店舗には刀剣鑑賞に訪れた方をおもてなししようと、実際に手に取れる実物大の刀剣の模型なども準備され、皆様のお越しをお待ちしてます。

遊び心にあふれたこの商品を実際に手に取り、「名刀」たちの斬れ味とどら焼きの奥深い風味を存分に味わって下さい。

岡崎は歴史とスイーツが融合した街

岡崎は歴史とスイーツが融合した街

甲冑、刀剣にまつわるお菓子の数々、いかがだったでしょうか。
康生エリアをはじめとした、岡崎城周辺で見ることのできる、歴史をテーマとしたスイーツはこれだけではありません。

美術鑑賞、歴史散策、聖地巡礼のひとときに、ぽけろーかるをお供に、ぜひとも岡崎城周辺エリアを食べ歩いてみてください。

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鹿の角のパフェに斬れないどら焼き!?……岡崎オリジナルの『刀剣スイーツ』の最新に迫る!

この記事で紹介されたスポット

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①いちかわ

②TERAKADO COFFEE

③備前屋本店

④小野玉川堂

⑤徳川四天王 本多忠勝像