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[ スイーツ ]

2023.08.05

鹿の角のパフェに斬れないどら焼き!?……岡崎オリジナルの『刀剣スイーツ』の最新に迫る!

『日本刀に興味がある』

あなたの周囲にも、そんな人はいませんか。
ゲームをきっかけに沸き上がった刀剣への関心は、ブームという域を越え、ひとつの文化として定着しつつあります。
そのなかで顕著なのは、刀剣鑑賞の旅をする人たちをおもてなすために、刀剣・甲冑をテーマにしたグッズや食べ物がとても増えたこと。想像もできないような新しいアイテムが全国で誕生しています。

そしてここ岡崎でも、刀剣・甲冑をテーマにしたお洒落なスイーツが、この数年で増えつつあります。

今回の記事は、岡崎城から歩いて行ける範囲のお店で味わえる、岡崎オリジナルの刀剣・甲冑スイーツを紹介していきたいと思います

美術鑑賞のあとに立ち寄るのももちろん、全く興味がなくても、楽しく美味しく食べられる独創的な姿をお楽しみください

【家康公と徳川四天王 武将パフェ】 隠居廓いちかわ

【家康公と徳川四天王 武将パフェ】 隠居廓いちかわ

隠居廓いちかわは、岡崎城天守からすぐ、岡崎公園内のお食事処で、田楽や味噌カツなど、八丁味噌を美味しく頂けるメニューが充実したお店です。

ここでは、家康公と徳川四天王である酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政をあしらった武将パフェが提供されています。
岡崎市内の刀剣甲冑スイーツの先駆け的存在として武将ファンに愛され、TV番組や雑誌にもたびたび取り上げられました。
特注の型で抜かれたクッキー製の前立(兜の装飾)は、日々手作業で作られています。
それぞれのパフェ色と味わいは、岡崎公園内を守る『グレート家康公【葵】武将隊』のイメージカラーに合わせていますが、大河ドラマの放送が決まってからは、主演の俳優さんのファンの方をおもてなししたい気持ちで、紫色の殿パフェも販売を開始しました。
武将の姿、魂からインスパイアされたパフェ、お一人様でも気兼ねなく入店できますし、5人で5種類頼むことも、また数人で井伊直政を注文して「赤備え」とはしゃいだり、様々な楽しみ方があります。
日によっては、出来ない武将もいるので、心に決めたパフェがある時は予め予約がおすすめです。
(イートインのみ)

【イエヤスノツルギ】 テラカドコーヒー

【イエヤスノツルギ】 テラカドコーヒー

家康公の父、松平広忠の墓所を守る寺・松應寺。その門前にあるアーケード街が松應寺横丁です。
この昭和レトロな町並みで人気を博しているのがテラカドコーヒー。
コーヒーと独創的なパフェが人気なのですが、近年、『イエヤスノツルギ』というクレープが仲間入りしました。

わらび餅を包みこんだ抹茶味のクレープは、ボリュームたっぷり。
そしてその上には……クッキーでかたどられたミニサイズの太刀が、ちょこんと鎮座しています。これがこのクレープの名前の由来となった【イエヤスノツルギ】です。

イエヤスノツルギ……カタカナだけで表された、この名前から連想される名刀とは……

果たしてこの刀の正体は!?

名前の由来は是非、お店で直接うかがってみて下さいね。

イートイン/テイクアウト

【蜻蛉切クレープロール】 備前屋

【蜻蛉切クレープロール】 備前屋

創業百年を越える企業が多い岡崎市内でも、創業が天明二年、230余年の歴史と格式を持つのが、備前屋です。

昭和のローカルTVCMで有名な『あわ雪』、岡崎で手土産といえばまず名前が上がる『手風琴のしらべ』など、数多くの和菓子を世に送り出している備前屋ですが、伝馬町にある本店では、洋生菓子も扱っていることはあまり知られていないようです。

ここで販売しているのは『蜻蛉切クレープロール』『蜻蛉切エクレア』。

本多忠勝が愛用した名槍・蜻蛉切(とんぼきり)の名前を冠したこの洋菓子は、本多忠勝にゆかりのある岡崎で、忠勝が大切にした蜻蛉切の名を冠したお菓子を作りたい、という思いで作られたもので、昨今の刀剣ブームより前から構想が進められていたものでした。
もちもちしたクレープ生地にクリームを巻いて、槍の穂先をイメージさせる長い形に。
バニラ、いちご、ほうじ茶の3つの味から選べます。

洋生菓子のため、賞味期限は当日。お店東側ベンチや近くの籠田公園で座って頂くのがおすすめです。

少し足を伸ばせば、中央緑道・天下の道で徳川四天王の像を見ることができます。本多忠勝像の手には蜻蛉切があるので、蜻蛉切を見ながら蜻蛉切を食べる……という、岡崎ならではの楽しみ方もできますね。

本多忠勝と蜻蛉切に関しては、以前の特集記事で語っています。

蜻蛉切(とんぼきり) ―徳川を守る本多忠勝の槍―

【斬れるものなら斬ってみろ!三英傑どら焼き】 小野玉川堂 

【斬れるものなら斬ってみろ!三英傑どら焼き】 小野玉川堂 

毎月11日と22日に販売される、可愛い肉球のぷにぷにか肉球羽二重や、大河ドラマの名台詞にインスパイアされた「まってろよおれの白うさぎ」で話題になった小野玉川堂さんが送り出す新商品が、「斬れるものなら斬ってみろ!三英傑どら焼き」です。

薪で焚いた餡が自慢の小野玉川堂さんが送り出す小豆餡と、いちじく、ミカンの3種のどら焼きに、それぞれの甲冑を模したパッケージを着せた三英傑どら焼き。腰(?)にはそれぞれの愛用の刀を帯びています。
刀の鞘の装飾を施した黒文字は、スポーン!と気持ちよく引き抜けて、小さいながらも抜刀の感触が楽しい小道具です。
しかし、この黒文字でどら焼きを切ろうとすると……き、切りにくい……!?
愛刀たるもの、主の名を冠したなら、それがただのどら焼きであろうと切りたくはないのか……いや、切れないなら何のためにこの黒文字は付属しているのか……?
そんな哲学的な心境も味わえる新商品です。

この斬れるものなら斬ってみろ〜三英傑どら焼き〜の特徴は、戦国武将をイメージしながらユニークでどこか可愛いパッケージ。

もともと、小野玉川堂さんがイメージされていたのは、看板商品のひとつ、どら焼きを活かし、店外でも委託販売できる新商品。
パッケージは、「兎将隊饅頭」「まってろよおれの白うさぎ」から引き続き、デザイナーの横山さりさんが描かれました。

兎将隊饅頭のウサギたちに持つ、黒文字をペーパークラフトで装飾した小さな刀。これが「可愛い!」と反響が大きかったことを受け、武将、刀剣、甲冑が大好きな全ての方が喜んでくれるような商品を目指して、鎧を着た武将が刀を帯びた姿を、愛らしくユニークに落とし込んだパッケージが完成しました。

店舗には刀剣鑑賞に訪れた方をおもてなししようと、実際に手に取れる実物大の刀剣の模型なども準備され、皆様のお越しをお待ちしてます。

遊び心にあふれたこの商品を実際に手に取り、「名刀」たちの斬れ味とどら焼きの奥深い風味を存分に味わって下さい。

岡崎は歴史とスイーツが融合した街

岡崎は歴史とスイーツが融合した街

甲冑、刀剣にまつわるお菓子の数々、いかがだったでしょうか。
康生エリアをはじめとした、岡崎城周辺で見ることのできる、歴史をテーマとしたスイーツはこれだけではありません。

美術鑑賞、歴史散策、聖地巡礼のひとときに、ぽけろーかるをお供に、ぜひとも岡崎城周辺エリアを食べ歩いてみてください。

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この記事で紹介されたスポット

いちかわ

康生町 八丁味噌料理、甘味処

グルメ・お酒

TEL : 0564222479

休 : 水、臨時休業有

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TERAKADO COFFEE

松本町 松應寺横丁、コーヒースタンド、エスプレッソ、クレープ

カフェ・喫茶

TEL : 0564790421

休 : 月曜日

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備前屋本店

伝馬通 和菓子

スイーツ

TEL : 0120234232

休 : なし

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小野玉川堂

伝馬通 和菓子、焼菓子、餡子

スイーツ

TEL : 0564220412

休 : 火

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徳川四天王像 本多忠勝像

中央緑道 徳川四天王像、本多忠勝

歴史・石碑

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