岡崎城公園から 乙川・籠田方面

岡崎城公園を出発し、乙川沿いを歩いて殿橋を渡り、まちなかをぐるりとめぐる散策コースをご紹介します。

歴史と自然が心地よく調和するこのエリアには、訪れるだけで気持ちがすっと整うような場所が点在しています。
紹介するのは、産湯の井戸と礎石、白山神社、菅生神社、龍海院、西岸寺などの５カ所。年末年始のひとときに、穏やかな風と水の流れを感じながら、まちの“優しい力”にふれてみませんか。

①城を支える礎石と、家康公の誕生に使われた産湯の井戸（岡崎城公園）

岡崎の“はじまり”を感じる二つの場所。

天守の中心を支えていた大きな礎石（そせき）は、現在、岡崎城の天守内で見ることができます。
そして岡崎城公園内には、家康公誕生の際に産湯に使われたと伝わる井戸が残されています。（産湯の井戸は、現在水が出ていません）

長い年月を越えて岡崎の歴史を見守り続けてきた２つの象徴。
石の重みと水の清らかさに、まちの原点を感じることができます。

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②大地に根づく 生命力。息づく大樹、大クス（新田白山神社）

境内にそびえる一本の大クスは、樹齢六百年を超えると伝わる岡崎市指定の天然記念物。
幹まわりは七メートルを超え、四方に力強く枝を伸ばす姿は、まさに大地の息吹そのものです。

長い年月を経てもなお青々と葉を茂らせる生命力には、訪れる人も思わず足を止めてしまう力強さがあります。

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③見つけたらちょっと幸せ。境内のハート石（菅生神社）

本殿西側付近から掘り起こされた、境内のどこかにあるというハート型の石。
その可愛らしいカタチが、訪れた人の間でちょっとした話題に。
偶然出会えたら思わず笑顔になってしまいそうです。

何気なく歩いているときにこの石を見つけたら、それはきっと“ラッキーのしるし”。
時間があれば参拝の合間に探してみてください。

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④夢に現れた“吉兆”の導き。松平清康公が天下統一の兆しを得た是字寺（龍海院）

室町時代、松平清康公がこの地で「是(ぜ)」の字を左手に握る夢を見たと伝えられています。
夢の話を聞いた禅師は、“是”を「日・下・人」に分け、「日の下の人＝天下を取る者」と説きました。
清康公はこれを吉兆と喜び、模外禅師を開山としてこの寺を建立したといわれます。

以来、龍海院は「是字寺」と呼ばれ、縁起のよい夢から生まれた寺として語り継がれています。
静かな境内には、前向きな気持ちをもたらす穏やかな空気が流れています。

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⑤時代を越えてまちを見守り続ける、希望の象徴「赤門」（西岸寺）

戦国の名将・本多忠勝の菩提寺として知られる西岸寺。
岡崎空襲で周辺の多くの建物が焼失する中、この「赤門」だけが戦火を免れたと伝えられています。

時代を越えて立ち続けるその姿は、まちを静かに見守り続ける“希望の象徴”。
どんな時も変わらずに穏やかに佇むこの門には、守ってくれそうな不思議な安心感を感じる事ができます。

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まとめ

今回は、岡崎城公園から 乙川・籠田方面にある、康生エリアのパワースポットをご紹介しました。
初詣に行く時に、この記事でご紹介したスポットも一緒に見つけてみてはいかがでしょう？

神社での参拝のやり方をまとめた記事もありますので、こちらもぜひ読んでみて下さい。

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