岡崎城公園から松應寺方面

岡崎城を出発し、城下を抜けて松本町方面へ向かう約６０分の散策コース。
歴史ある寺社や、昔から「願いが叶う」「力を授かる」と語り継がれてきた場所をめぐりながら、まちのエネルギーに包まれるような時間を過ごせます。

ご紹介するのは、龍城神社、大林寺、善入院、松應寺、晴明神社の５カ所。
年末年始の節目に、運気を高め、心を新たにする“開運のまち歩き”へ出かけてみませんか。

①家康公生誕時の奇跡。運気を呼ぶ昇竜伝説の井戸（龍城神社）

龍城神社の境内にあるこの井戸は、家康公誕生の際に天へ昇る龍が現れたと伝わる“昇竜伝説”の地。

以来「出世開運の井」といわれ、多くの人が運気上昇を願って訪れます。
神社名の「龍城」もこの伝説に由来し、今もその名が受け継がれています。

静かな境内に立つと、家康公の誕生を見守ったといわれる“龍の気”が、一歩を踏み出そうとする人に、そっと勇気を与えてくれそうです。
また、迷いや不安を抱える時にこの地を訪れれば、背中を優しく押してもらっているように感じられ、自然と前向きな気持ちが湧いてきます。

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②幼き日に抱いた竹千代の決意。勇気の獅子頭（大林寺）

大林寺の墓地の一角にある「松平廟」には、家康公の祖父・清康公、祖母・波瑠姫、そして父・広忠公の墓が並んでいます。
その中央に置かれた、獅子の頭のような形をした岩が「獅子頭」。
幼い竹千代（家康公の幼名）は、人質として駿府へ向かう前、この地に父の墓を建てることを誓い、そのしるしとして家臣に命じ、岡崎城からこの岩を運ばせたと伝えられています。

少年の強い決意が、この獅子の姿に宿っているかのよう。
前へ進む勇気が欲しい時に訪れてみて下さい。

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③胡麻油を掛けて開運祈願。商売繁盛を願いたい油掛け地蔵尊（善入院）

善入院の境内に祀られる油掛け地蔵尊は、ごま油をかけて祈願する全国でも珍しいお地蔵さま。

昔、油売りの商人が旅の途中で「この地蔵に油を掛けて供養すれば商売繁盛する」というお告げを受けたと言い伝えられています。
以来、開運や商売繁盛を願う人々が訪れ、静かな境内には香ばしい油の香りが漂います。
手を合わせると心の迷いがほどけ、運を呼び込む力を感じられる場所です。

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④立身出世の誓いの地。幼き日の家康公が祈りを込めて植えた松（松應寺）

松應寺には、家康公の父・広忠公の墓と「家康公お手植え松」があります。
幼い竹千代が父を亡くした際、冥福と一族の繁栄、そして自らの立身出世を願って植えたと伝えられ、その後大きく育った姿を見て家康公は寺の名を「松應寺」と名付けました。

松は代々受け継がれ、その心を静かに伝え続けています。

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⑤安倍晴明が掘ったと伝わる、清めと厄除けの井戸跡（晴明神社）

平安時代、陰陽師・安倍晴明が諸国を巡る途中、この地に居を構えました。
夢のお告げにより井戸を掘ると、霊水が湧き出して多くの人を救ったと伝わっています。
以来、人々はこの水を“清めの水”として大切にしてきました。

今は水こそ湧いていませんが、井戸跡はその信仰の名残を静かに伝えています。
手を合わせれば、心がすっと晴れていくような気持ちになります。

まとめ

今回は、岡崎城公園から松應寺方面ある、パワースポットをご紹介しました。

神社やお寺には、多くの歴史が重ねられています。
参拝する際にそのことを考えると、いつもと違った風景も見えてくるかもしれません。

神社での参拝のやり方をまとめた記事もご紹介します。

良いお年をお過ごしください。

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